NO.201.英国式ぶらぶら歩きのすすめその1「湖水地方ケズィック周辺」

聞いた所によると英国民は、ナント年間約17億kmの距離をウォーキングで楽しむと
いう。22万kmにも及ぶ小道【フットパス】を整備し個人の農場や軒先を堂々と歩く。
今回は、その中でも人気の「湖水地方ケズィック周辺」を紹介しよう!
ケズィックは、グラスミアから北へA591号線で北上。
両側の岩山を見てなだらかな丘を越えるとケズィックの町に入る。

町の中央に ムートホール(時計塔)が町のランドマークがありこの周辺がマーケット
プレイス

メインストリートには、お店が立ち並ぶ。
町の見どころは、ビクトリア朝の建築様式のケズィック博物館とカンバーランド鉛筆
博物館。
そう、ここは鉛筆発祥の地。 
町からダウェント湖まで1km弱。丸っこい形のダウェント湖は
3つの島があり、その一つ手前のダウェント島は、ピーターラビットの物語の中の
「ふくろう島」!
リスのナトキンと仲間たちが筏に乗り尻尾を立て帆にして渡っていくシーンが有名である。
亦、桟橋からの湖畔のプロムナードは、実に美しく素晴らしい!
絵本の情景が現実の世界とオーバーラップしてくる。さらに湖全体を眺めるには、
サプライズ・ビューが見える絶景ポイントがある!ワッテンドラスターンへ添って
いくと途中に「ラードルカスケード」と表示された180度の大パノラマが見える絶景の
場所
に出る。

個々からの眺めは素晴らしくマッチ箱のような下界とスキダウ山、サドルバック山が
後方
に広がり、左にホニスター峠を仰ぎ見る事が出来る。
ダウェント湖の北岸に沿って9.5マイル(15km)ホニスター峠に向かって牧草地や、
畑が続きシアトラーに付くと山肌を這うように登る。
途中、ポターが品種改良したハードウィク種の羊の群れにも出会える。
爽やかな風が吹き抜けるホニスター峠に付くと景色は一変!
草原は消え、ガレた岩むき出しの荒涼とした眺めになる。
ホニスター峠をさらに下るとバタミヤ湖に到着(1周6.5km)!
ハイスタイル山、ハイスノックリッグ山の岩稜と幾つもの滝が落ち、自然だけの世界である。
隣のクルモック湖との間にブリッジホテルとフィッシュホテルがあり 山懐に囲まれた
静けさだけが魅力!ワーズワースの生誕の地【コッカーマス】迄8マイル(13km)である。
※時間と暇のある人には、ウォーキングをお薦めするが、時間に余裕がない人は、
レンターカーを是非ご利用頂き旅を楽しんではいかが!