NO142.運河の流れる古い町並み「小ヴェネツィアの趣TREVISOトレヴィーソ&ASOLOアソロ」


運河の流れる古い町並み「小ヴェネツィアの趣TREVISOトレヴィーソ 」

ヴェネト平原を駆け抜けるバスは、知られざる小さな町や村々へ案内してくれる。
トレヴィソ行きのバスの中で車窓から見えるヴェネト平原は、とても印象的だ。
見渡す限りの田園風景が広がりその所々に果樹の木が植えられている。果樹園からすぐの所に
小さな集落がぽつんぽつんと出現するごとにバスは停車し乗客を拾ってまっすぐに伸びる
並木道を走り続ける。やがて大きな町に入ったらそれが「トレヴィソの町」。バスは、ターミナルに
到着する。ターミナルを出て、最初に出会うのは、運河の流れ。
町には、この運河が縦横にめぐらされその運河に沿って中世からの古い町並みが続いている。
さらさらと音を立てるその軽やかな流れに耳を澄ませながら曲がりくねった石畳の小道を
歩いていると「こんな水の都もあったのか・・・」と小さな発見に胸がときめく。
そんな町の中を気のむくままに歩いていると驚くほど現代的で洗礼されたファッションのお店に
であった。
この町の近郊には、ヴェネトンをはじめ幾つかのアパレルメーカーの本社がある。
ブランド巡りとは一味違うショッピングの楽しさは、こうした町でこそ味わえるものだと実感した
一時!


バスやレンタカーを乗りこなせば、小さな宝石のような町や村に出会える「心の休息地」へ
数時間の少旅行に出かけよう。
何があると結うわけではないが、散策しているだけで不思議と気持が弾んでくる。


貴族の館「ヴィラ・コンドールマー」や女性的でエレガントな「アゾロ」の町は絶対
気に入るはず!
坂道が多く、石畳の細い小道が入り組み涼しげな噴水の水音が迎えてくれる「アソロ」。
カルテエーナ・コルナロなど女性ゆかりの名所も多く、町全体がエレガントでお洒落な雰囲気!
眺めに良いホテルや日光浴のできるカフェで・・・心に触れる時間を過ごせる町だ!
ゆっくり寛ぐ1人旅希望の女性には、お薦めの場所である。