世界遺産「ドイツの小さな町世界遺産レーゲンスブルグ」へ行きませんか?

世界遺産ドイツの小さい街

「レーゲンスブルグ」へ行きませんか?

レーゲンスブルグ大聖堂へはミュンヘン中央駅から電車(RE/普通列車)で1時間39分、    

電車賃は20ユーロと手ごろです。

ホームは駅のど真ん中にある電光掲示板で見つけることができます。           

電車で揺られること1時間40分のどかな雰囲気のレーゲンスブルグ駅に到着します.

レーゲンスブルグの街

小さいロッカーは24時間で2ユーロ、大きいロッカーは24時間で4ユーロです。     

お釣りが出ないのでコインを事前に用意しておきましょう。

最初は一番の目的であるレーゲンスブルグ大聖堂に徒歩で…。駅からずっと

真っ直ぐの道なので方向音痴の人でも迷うことなく行けます。

大聖堂は駅から徒歩約15分の距離にあり、途中に色々な面白い建物を見ることが

できます。

レーゲンスブルグ大聖堂はちょうど良い光の加減と過度な装飾がなく、とても

落ち着いた雰囲気です。教会の中には自由に入れるので、椅子に腰掛けて瞑想

タイム…

ドナウ川も必見

安くて美味しいインド料理屋もおすすめです。たまたまカレーが食べたくなって

入ったレーゲンスブルグの駅近くにあるインド料理屋『ガネーシャ(GANESHA)』。

ドイツに来てまでインドカレー?と言わず、騙されたと思って食べてみてください!

安くてとても美味しくて、さらに食べきれないくらいのボリューム。

なんとこれで6.8ユーロ!激安!

普通列車で帰ると2時間もかかるので、良い機会だからドイツ新幹線ICEに乗って

1時間で帰ることにしました。値段は普通列車であれば20ユーロですが、

ICEだと55ユーロになります。

駅では、しっかり電光掲示板にミュンヘンが表示されていることを確認し列車に

乗り込みます。乗るとすぐに検札のために車掌さんがやってきます。チケットを渡すと

ハンコを押して返してくれます。ICEは無料のWi-Fiも電源も使えるのでとっても快適です。

走行中に入口上部の案内板に走行速度が表示されます。

トンネル通過時は、速度が276kmでしたが、速度がぐんぐん上がり300kmで走行!

速い!!そして無事ミュンヘンに到着!

束の間の楽しいドイツの小さい村の世界遺産の旅をお勧めします。

       

ドイツ・レーゲンスブルグドナウ湖畔、石橋と大聖堂の街の解説。

バイエルン州の東に位置するレーゲンスブルグはドナウ湖畔に佇む美しい街。

2000年以上の歴史をもつこの街は、ロマネスク、バロック、ロココなどの

さまざまな建築様式の歴史的建造物が立ち並び、それらを縫うように続く

石畳等、中世の面影が色濃く残っています。

旧市街地は、2006年に世界遺産にも登録されました。

ドナウ河にかかる頑丈な石橋「シュタイネルネ・ブリュッケ」は、12世紀に

造られたドイツ最古のもの。

この橋の完成により、レーゲンスブルグは ヨーロッパの交通の中心地として

栄え、14世紀にかけて政治、経済、文化の全盛期を迎えたのです。

橋のたもとにあるレストラン「ヒストリッシュ・ヴェルストキュッヒェ」は、

石橋の建築に携わった労働者のために出来た世界最古のソーセージ屋。

中世の人々と同じように香ばしい 焼きソーセージ「ブラートヴェルスト」を

頬張り、ビールを手にすると、当時の活気に満ちた街の様子が目に浮かびます。

ガッセ(小路)を抜け大聖堂へ向かう途中、古代ローマ時代に築かれた

どっしりとした石門「ポルタ・プレトリア」を通ります。

中世の建造物の中に調和した古代の遺跡。

積み重ねられた歴史は、レーゲンスブルグの街をより奥行きのあるものにして

います。大聖堂「ドーム・ザンクト・ペーター」は、13世紀に着工し、

ロマネスク様式の聖堂に増築を重ね、250年という歳月をかけて完成。

さらに19世紀に入ってから10年の歳月をかけ、ゴシック様式の尖塔が付け

加えられました。

気の遠くなるような長い時間をかけて造られた荘厳な佇まい・・・

中に入るとひんやりしていて、崇高な空間が広がっています。

静けさの中で、色とりどりのステンドグラスが赤に青、黄と鮮やかな彩を放ち、

歴史の薫りに包まれる心地よさを感じました。

本物へのこだわりが育む伝統

19世紀以降、レーゲンスブルグは歴史の表舞台から姿を消します。

しかし、地方都市であったがゆえに大都市化の波にのまれず、戦火を避け、

ゆっくりとした歩みを続けることができたのです。

今でも中世の建造物は大切に使い続けられ、いたるところで修復作業が

行われています。修復も当時と同じ伝統的な材料を使うという、徹底した

こだわり。いつでも本物を身近に感じられるからこそ、守り続けられる伝統。

この街と人びとに脈々と受け継がれている伝統は、毎日の暮らしの中で美しく、

長く使い続けられる本物にこだわりたいというフェイラーのモノ創りの

精神と重なりました。

フェイラーを育んだ歴史と伝統を求めて訪れたレーゲンスブルグ。

石橋の上から街を見渡すと、積み重なった歴史の上に、今を生きる街の

息づかいが聞こえてきました。

古都レーゲンスブルグは、これからもドナウの流とともにゆっくりと時を

刻み続けることでしょう。