NO.73.イギリスの伝統料理「ローストビーフ」お薦めの店2店

ロンドンに行ったら是非とも行きたくなるお店がある。イギリス料理の真髄といわれる伝統料理のこの2店は絶対はずせない。最近、新イギリス料理なるものが紹介されているがこの2店だけはイギリスに来た実感を味合わせてくれる。
ロンドンコベントガーデン駅から歩いて数分の裏通りに面して風格ある佇まいのロンドン最古のレストランのひとつ「ルールズ」とストランドパレス通りの老舗「シンプソン」を紹介しよう。
ルールズローストビーフ
●1798年から同じ場所に建つ「ルールズ」
様々な文学作品にも登場するこのロンドンでも古いこのお店は、壁には歴史的署名人を描いた版画、鏡などが所狭しと並び華やかな内装は19世紀時代の大英帝国のダイニングルームを体験でき歴代の顧客はチャールズディケンズ、サッカレーなどの作家からイギリス演劇界の面々チャップリン、クラークげーブルといったスターまでそうそうたる顔ぶれが並んでいる。店構えは高級店だが値段は意外と手頃で「伝統にこだわった個性的なレシピ」と言う料理には、ローストビーフやステーキパイも揃っているが一度は、試したいのが「ゲーム」と呼ばれる野性の猟鳥・獣肉,雷鳥雉,野鴨ウサギなど店が所有しているラーティントン・ホールパークの地所で狩猟された獲物や天然の鮭・鱒が味わえる。
ランチからディナーまで店が開いているので早めのディナーも大丈夫。
私のお薦めは、ヨークシャープデング添えのローストビーフとステーキ&キドニーパイの温野菜添え。伝統料理はイギリスらしいこんなお店で味わいたい。
シンプソンズシンプソンズシンプソンズ
●ローストビーフで有名な「シンプソンズ・インザ・ストランド」
ローストビーフの老舗で誰でも知っている名店。スコットランド牛を使ったローストラムや鴨のローストを注文すると目の前で大きな肉の塊を切り分けてくれる。サラの盛り付けには、飾り気が無くこれがイギリス料理だと言わんばかり。他にもドーバーソールやスモークサーモン各種プディング等伝統料理が勢揃い、ワインも世界的ビンテージ者が並んでいる。店は1Fが歴史を伝える重厚な内装で230席、2Fは、明るいつくりでバーもある。ビジネス客から芝居前の立ち寄り客まで顧客はバラエティだが年齢が高い人が多い。
私のお薦めは、ローストビーフもお薦めだがここの本格的イングリッシュブレックファーストは1日のスタートにピッタリ!