NO.119.旬を楽しむ2009年5月のミュンヘン「白アスパラガスを食す」!

ドイツの旬の食材―5月の白アスパラガス―
私が、初めてフレッシュな白アスパラガスを、食べたのは大学生の時に、ドイツの
友人がミュンヘンのビアレストランに招待してくれた時。、
あまり期待もせずに食した白アスパラガスの美味しかったこと。
場所は街角の歩道に面したテーブルだったが、白アスパラガス独特の甘みと苦味、ほのかななんともいえない香りに魅了された。それまでは、白アスパラガスといえば缶詰に入った「ネチャ」とした味気の無いものだと思っていた・・・!

最近では日本のレストランでも登場するようになったが、ヨーロッパで食べるものとは
似て非なる味わいである・・・ビックリするほど美味いのだ!
それから毎年5月のこの時期になると、ドイツに限らずヨーロッパに行くと必ずといっていいほど白アスパラガスを腹一杯食べてくるのが恒例行事のようになってしまっている。
ドイツ人の白アスパラ好きは熱狂的で、市場や露店でも目を見張るほど。
この時期は、八百屋の店先に山済みされていて、旬の風物詩となっている。
本屋では、アスパラガスの本が特集され、デパートでは、家庭専用のアスパラ用具がたくさん並ぶ。「簡単に上手に皮が剥ける優れものの白アスパラガス専用の皮むき調理器。
茹で上がった柔らかいアスパラを潰さずにつかむためのトング。
その他にも、白アスパラガスを茹でるための専用鍋。
茹で上がりのアスパラを形を崩さずに並べられる大皿などなど・・・」

普段は倹約家のドイツ人が、こと白アスパラガスになるとお財布が緩んでしまう様子は、
何とも微笑ましい感じだ!
レストランでもこの時期は白アスパラガスを使った特別メニューが並び、茹でて、シンプルなソースで食べることが多い。
最もオーソドックス&伝統的な料理は、茹でた白アスパラガスに溶かしバターか
オランデーズソース(卵黄とバターで作るオランダ起源のソース)に新ジャガをボイルした付け合わせが一般的な食べ方!
わたしは、ビールを片手に素材の美味しさが引き立つオススメのシンプルな食べ方を気に入っているが、地方によっては、チーズをかけてオーブンで焼いたり、生ハムとセットしたりしてでてくるようだ!
市場で購入する場合は、新鮮なことが何より重要で、出来るだけ大きいものを選ぶこと。
穂先はしっかり閉じているものがよく、切り口がカチカチに乾燥しているものは古い証拠だということを忘れずに。亦、古くなると筋が多く味わいも半減するので旬の間に食べる事をお薦めする!
●美味しい料理の仕方
根元の硬い部分(3~4cm)をカットし穂先を残してハカマを全て取り、穂先から根元の方向に皮を厚めに剥き、筋を残さないよう、折れないように慎重に!
作業がすんだら、たっぷりの熱湯を沸かして、塩を少々入れ、下処理でカットした根元と皮を入れます。(味わいが深くなるポイント!)
この後、白アスパラガス投入し3-5分くらい茹で、熱々のままお皿に盛り、
溶かしバターをかけて出来上がり!
熱いうちに食べる事が一番美味しい食べ方です。
スープに入れても良しグリルや天婦羅にも好評!
■2010年5月予告ツアー
この美味しい「ドイツ・バイエルン・アスパラガス万歳の旅」2010年5月中旬発アスパラガスツアー7日間 
●予定内容食事観光付 お1人様 350,000円~
【往復航空券,ホテル5泊,ドイツパス2等5日間,食事:朝5昼2夕食3回,観光付付】
※8名催行/現地係員同行
参加希望者はお早めにご応募下さい!
詳しくは——担当 TOMMYまで