NO.113.世界遺産に登録されたチェコで最も美しい街『チェスキー・クロムロフ』

世界遺産に登録されたチェコで最も美しい街『チェスキー・クロムロフ』
中世の時代に建国、自然お腹に独自の文化を育ててきたチェコ。チェコで最も美しい街『チェスキー・クロムロフ』滞在に余裕があればプラハから足を伸ばして訪れる事を
お薦めする。

Cesky Krumlov『チェスキー・クロムロフ』
ヴルタヴァ川に抱かれるように赤茶けた屋根と白壁の家々が建つ中世の趣漂う美しい街
「チェスキー・クロムロフ」は、ボヘミアでは、プラハ城に次ぐ規模を誇るチェスキー・クロムロフ城が悠然と立ち城の塔からは素晴らしい町並みを見渡す事が出来る。
13世紀に城が建築され街が発展したのが14-16世紀、手工業と商業が中心だったため
近代化の波に飲まれることなく中世の町並みが残り1992年、ユネスコ世界遺産に
指定された!
プラハでは多くの日本人団体観光客に出会うが、さすがにここチェスキー・クロムロフに泊まる日本人グループは少ない!
プラハから簡単にいけるので是非、個人旅行をおすすめする。
食事も美味しく地料理のグラーシュ(煮込みシチュー)と地ビールだけでもボヘミヤの良さがわかる!

町のシンボルは、13世紀の領主の館「チェスキー・クロムロフ城」
持ち主が変わる度に、ゴシック、ルネッサンス、バロックと改修工事が施され完成された『複合建築美』は一見の価値有り。是非とも見学をおすすめする!
そしてもう一つの見所がオーストリアを代表する画家「エゴン・シーレ・ミュージアム」
16歳でウイーン美術アカデミーに入学し、クリムトに強い影響を受け28歳の若さで妻エディストと共にスペイン風邪で他界。彼の作品は,自己の赤裸々な告白や哀愁を帯びた目と鋭いタッチの輪郭、誇張された色彩が特徴!
独自の繊細な感受性がひかる夭折の画家の作品もおすすめです!

まずは、私の作った周遊プランで『チェスキー・クロムロフ』を楽しんでいただきたい!
●私のおすすめ現地周遊3日間プラン
①プラハから出発=直通バスを利用(車で2時間30分程度)=カルロヴィ・ヴァリ泊
②カルロヴィ・ヴァリ:美しい町並みは必見(バス利用をおすすめ1時間30分程度)=ブルゼニュ++(列車で最終駅まで約5時間)チェスケー・ブデヨヴィッツェ駅乗り換え++チェスキー・クロムロフ泊
③チェスキー・クロムロフ++帰りは列車で直行(約3時間)++プラハ
※時間を取ってプラハ区外の珠玉のちいさな街めぐりをおすすめする。

Egon Schiele Museum
エゴン・シーレ(Egon Leo Adolf Schiele)オーストリアの画家であり、表現主義による鋭い人物描画を得意とした。1890年6月12日に誕生するも、1918年10月31日に28歳の生涯を閉じている。画家グスタフ・クリムトと活動時期が重なっているのは有名だが、じつはあのヒトラーとも同世代であり、同じ美術学校を受験していた!シーレは受かり画家へ、ヒトラーは落ちて独裁者への道を歩んだ。シーレは自画像のためのスケッチに於いてこう述べている。
「ぼくは思う。”現代的な”芸術などありはしない。在るのはただ一つの芸術、永遠に続く芸術だけである」