NO.108.ブドウ畑の中に佇む白亜の城館『ここは白雪姫のお城?』

ブドウ畑の中に佇む白亜の城館『ここは白雪姫のお城?』そんなおとぎ話の中に迷い込んだ気分になるシャトー・ド・マルセー「Chateau de Marcay」

ジャンヌダルクがシャルル7世に夢のお告げを伝えたシノン城の近くにブドウ畑に囲まれて空に聳える尖塔が目に付く。まあ煮おとぎ話の中の白亜の城、それがシャトー・ド・マルセー「Chateau de Marcay」。
この城は、1150年にさかのぼる歴史を持ち現在の建物は、19世紀に再建されたもので外観はルネサンス様式で複雑な梁を組んだ館内は高い天井や石の壁で重厚さが伝わる。
場内の裏庭には、青々したハーブが育つ菜園があり,庭の向こうに小さな村が見える。
さて、本日の夕食は、ブルタニューから届くラングステイーヌに新鮮な野菜を添えた一品。先ほどの菜園で摘まれたばかりのセルフィーユがたっぷりとのり味付けは素材の新鮮さを活かしてあくまでもさりげなく。

もちろんワインは地元で全部飲み干してしまうシノンワインの赤。
たっぷりと食事の後は、暖炉のあるサロンで食後酒など飲みながら眠りに付くまでの時間を楽しむのも良い。美酒に酔い心地よい旅の余韻に浸りながら古城ホテルの夜は静かにふけて行く。そんな古城ホテルの旅をお薦めします!
各国の有名人も泊まりに来る4つ星シャトーホテル

マルセー城は1150年頃に建てられた城で、この時代はマルセー村はとても大きいコミュニティで要塞都市でした。残念ながら宗教戦争の間、多くの建物が壊されてしまいましたが、いくつかの建物は今でも残っており、大きなワインカーブもその当時の遺跡の一つです。

■シャトー・ド・マルセー「Chateau de Marcay」
1968年に今の持ち主に売られ、3年の修復を経て1971年、現在のようなシャトーホテルとして開業しました。
前ミッテラン大統領やフィリップ王子がよく泊まっていたり、ジェラード・パルデュなどのフランスの有名や俳優やスター、世界各国のセレブ達が好んで泊まりに来ることで有名です。

ワインカーブには3万5000本のヴィンテージ・ワインが貯蔵されており、レストランも高級レストランとしてとても有名ですので、フランス伝統料理が堪能できるのも楽しみの一つです。
部屋はシャトーの昔ながらの上品な風情を残しつつ、最新設備を整えており、特にほぼ全ての部屋にシャワー室と併せて広めのバスタブがあるのはこのシャトーホテルの特徴でもあります。