222.Tommy's絵画美術館 今月(3月)の作 品 レオナルド・ダ・ヴィンチ作「白貂を抱く貴婦人」

Tommy’s絵画美術館今月の紹介作品
東欧ポーランドのチャルトリスキー美術館(クラフク)
ポーランド最古の美術館で輝く
レオナルド・ダ・ヴィンチ作 「白貂を抱く貴婦人」 

   
15世紀、ミラノの宮廷詩人ベリニチオーネが称賛した1枚の絵がある。
その名画がポーランド最古の美術館で輝くレオナルド・ダ・ヴィンチ作
「白貂を抱く貴婦人」! 1482年、30歳の時フィレンツェからミラノに移り
ミラノ公 ルドヴィーコ・イル・モーロによって宮廷芸術家としての地位を得る。
ルドヴィーコの愛人チェチェリア・ガッレラーニは、レオナルドに尊敬の念を抱き、
亦レオナルドも彼女の美貌に心を惹かれ38歳で彼女をキャンバスに描いたのが
「白貂を抱く貴婦人」である。 彼女が抱く白貂は、ギリシア語で「ガリー」と言い、
彼女のガッレラーニの名を 暗示している。画家は、自らの才能の理解者を、
親愛の情をこめて描いた。 レオナルド渾身の作品は、約200年、ポーランド名門
チャルトリスキー家の手により 現在の美術館の至宝として今も画家の熱い心を伝えている.
 
チャルトリスキ美術館 : Muzeum Książąt Czartoryskich w Krakowie)
ポーランド南部の都市クラクフにある ポーランド最古の美術館である。
1801年にイザベラ・チャルトリスカ公爵夫人によって 設立された。
現在のルブリン県の都市プワヴィで設立された。
1878年にクラクフの現在の場所へ移った。第二次世界大戦後はポーランド
国立博物館で あったが、1991年にポーランド政府はその施設と所蔵品の
すべてをチャルトリスキ家の 当主であるアダム・カロル・チャルトリスキ公爵に
返還した。 現在はアダム・カロル・チャルトリスキ公爵が美術館を保有し、
公爵がオーナーおよび 理事長を努めるチャルトリスキ公爵財団が運営と管理の
すべてを行う私立美術館と なっている。チャルトリスキ美術館の収蔵品
コレクションは私立美術館としては ヨーロッパ有数の規模を誇る。