221 カルトジオ会修道院と聖エルモ城(カステル・サンテルモ)in Napoli

カルトジオ会修道院と聖エルモ城(カステル・サンテルモ)in Napoli

ナポリの下町から見ると、丘の上に良く目立つ大きな白い建物がある。
これがサン・マルティーノのカルトジオ会修道院。
現在は美術館として有名である。宿泊しているRENAISSANCE NAPOLES
MEDITERR ホテルの後ろの丘を、ヴォメロの丘に向かって登って行く途中に、
小奇麗なマンションが立ち並び道路には両側にぎっしりと駐車の車が並んでいる。
交差点を何度も曲がり、上へ30分ほど歩いてようやく、修道院前の広場に
着く。 院内のキリスト誕生を描いたカルトジオ会修道院のプレセピオの展示は
圧巻である。
  
(※Presepioは、イエスキリストの生誕の物語を人形で再現したもので、
クリスマスが近づくと街のあちこちや一般家庭で見かけることができる)
お隣のサン・エルモ城は6つの頂点を持つ星形の要塞で14世紀初めに
アンジョー家が基礎を建てた場所に16世紀に軍事総督トレンドが頑丈な
要塞を築いたのだそうです。
このお城からの展望は、素晴らしく旧市街からヴェスヴィオス火山まで
見渡せる大パノラマに興奮させられます…絶景かな!

「ナポリを見て死ね」(Vedi Napoli, e poi muori)」と言う言葉が
ぴったりするのは、まさにこの場所ではないだろうか?と考えさせる
くらい素晴らしい景色に感激です!
眼下の景色は、旧市街を真っ二つに分けられ「スパッカナポリ」の
トレド通りが良く分かり(※トレド通りは、16世紀にナポリを支配
していたスペイン総督トレドにより、中世の掘り割りを埋めて作られた)
トレド通りの右側が歴史地区、左側一角が治安の悪さで有名な
スペイン地区、通りの突き当たりが中央駅、その左側の高層街が
新官庁街。ナポリ湾は写真のずっと右側でヴェスヴィオ火山の裾野が
写真の右上角にうっすらと見えています。
修道院の回廊に囲まれて、中庭があり黄色の壁と白の回廊が美しく
ここから見るナポリの街は素晴らしい!
ナポリは風光明媚な土地として知られ 美しい海に燦々と輝く太陽、
温暖な気候と陽気な人々、そして美味しい食事…
世界に知られるイタリアのイメージはここナポリが元となっているようです。
まさに、「ナポリを見てから旅のスタートを計画してみてはいかがでしょう…」