古き良き町「コルマール」

古き良き町「コルマール」


 
木組みの家並みがよく保存されているコルマールは、
イタリアとフランドルを結ぶ街道上にあり、13世紀から
ワインの交易によって栄えた。

⒕世紀の立派な旧税関が運河沿い沿いに立っている。
その富は街を潤し、町の中心にはルネッサンス期に豪商が
建てた瀟洒な館の彫刻が残っている。

105もの顔がついている「メゾン・デ・テット」、
バルコニーと塔に趣向を照らした「メゾン・プティステル」が有名である。
⒔世紀の修道院跡に芸術品を展示している「ウンターリンデン美術館]は、
必見。16世紀の宗教画の頂点ともいえるグリューネヴァルトの

「イッセンハイムの祭壇画」がある。
ペスト撲滅の願いを込めて聖アントニオに捧げられた10枚の
絵でコルマールから22km 離れたイッセンハイム礼拝堂に飾られていたものだ。
亦、ドミニコ会協会にあるショーンガウワーの「バラの茂みの聖母」
見に行こう。楽園にいる聖母を
描いたもので、いたるところに寓意が
鏤められていて興味深い。

「自由の女神」の作者、バルトルディは、この町の出身で町のあちこちに
⒔作品飾られている。亦、バルトルディ彼の美術館にも是非訪れてほしい。

  
    

アルザスの名物ブリオッシュ「クグロフ」Kugelhopf と自由の女神
  
アルザスのクリスマスは、おすすめです!
この時期、アルザス地方は街中がクリスマス一色となります。
アルザス地方の中心都市ストラスブールでは、町の中心の大聖堂の前にクリスマス市が
開かれ、クリスマスにかかわる様々な商品が販売されます。
また、さらにクリスマスらしいのが、ストラスブールから電車で
30分ほどのところに
あるコルマールという街です。ここはもともと普段から、かわいらしい建物が
並んでいるのですが、クリスマス時期はそれらの家々が、道に面した窓にクリスマスの
デコレーションを施し、さらにおとぎの国のようになります。窓から赤い帽子を
かぶったテディベアがぶら下がっていたり、サンタクロースが壁をよじ登ろうと
していたりノ、まるで絵本の中を歩いているような気分になります。フランス北東部の
寒さ厳しい地域ですが、それでも外を歩きたいと思うほど素敵なところです。