NO.205.英国式ぶらぶら歩きのすすめその2「湖水地方ウインダミア湖周辺」

英国式ぶらぶら歩きのすすめその2「湖水地方ウインダミア湖周辺」


湖水地方への出発点は、ロンドンユーストン駅~北へグラスゴー、カーライル
行きの列車で
オクセンホルム迄約3時間、さらに湖水線に乗り換えて20
ウインダミアに着く。
レンターカーの事務所は、ウインダミア駅の周辺から坂を約2km下った

湖畔に近いボウネスのエイビス。現代車(韓国)が多い!

メイン道路を降りてくると国道529線に沿ってお店が立ち並ぶ。その中でも、
リッチなオールド
イングランドホテル、ビクトリア様式のクインズ・
レストランが有名。
その先が
レイク・クルーズの発着場で北のアンサンブルと南のレイクサイドの中間点、観光客が足を延ばすビアトリクス・ポターの世界と蒸気汽船博物館は、見どころである!

ビアトリクス・ポターの世界は、ピーターラビットの名場面を立体展示した
コーナーや
ポターの生涯紹介が人気を呼んでいる。
奥の河岸の蒸気汽船博物館は、手漕ぎボート、
年代物のスチームボート、
ヨットが係留されている。

フェリーで対岸のニアーソーリ村へ。

丘の起伏に沿ってドライ・ストーン・ウォールの石堀や緑の斜面には羊の
群れと石造りの
家々と澄み渡る青い空の光景が次々に現れる。

ポターの提唱した環境保護の徹底した姿がカンブリア国立公園の4分の1
彼女の
遺産としてナショナルトラストの管理下にある。

ピーターラビット生誕の地。ヒルトップのポターの部屋は、1Fは古びた
暖炉、がっしり
した戸棚、分厚い木のテーブル猫足のイス、ティカップ
などの調度品、小物が並べられ 
2Fは、小さなホールからポターの
コレクションだったドールハウス、人形が飾られた部屋、

そして彼女の寝室と突き当たりのアトリエ(古ぼけたライティング
ビューロゥがある)は、
彼女が36歳の時絵本のヒットで購入した。
お隣はタワーバンク・アームズ【アヒルのジマイマのお話にでてくるパブ
(ランチも取れる)、その亦隣が、バックルイート【パイが二つあったお話
(現在はBB&ティルーム)ヒルトップを山頂へ歩いていくと 
エスウエイト湖を見渡す場所に出る。ポターお気に入りの場所!

白亜のイースワイク・カントリーハウス(最初に泊まったところ/彼女が
好きな場所)が、
丘の上に立つ。

土地の乱開発から自然の美しさを守るため、本の印税で私有地を広げ77歳の
生涯を
終えた時500万坪は、遺言によりナショナルトラストに寄贈
絵本作家だけでなく農場経営者、羊の品種改良(ハードウイック種防水に
優れた毛)
など多彩な手腕を発揮した人物であった。

 

エスウエイト湖沿いに車で約10分の隣村ホークスヘッドはポターと
ワーズワースゆかりの村

ポターの夫弁護士のウイリアム・ピーリスが法律事務所で使っていた建物。
ポターのオリジナル
スケッチや水彩画が所蔵されているビアトリクス
ポターギャラリー。

もう一つは、ワーズワースが幼少8年間通っていたグラマースクール
1fは、ナイフで削った机が残り当時をしのばせる。教室2fは展示室。
裏手の15cのセントマイケル教区教会はホークスヘッドのシンボル


ホークスヘッドから車で
15分(3km)で神秘的山上湖ターンホウに着く。

ターンホウは、【高みに落ちた涙の意味:ケルト語】一周3km
水のブルーと木々のグリーンが溶け合いさざなみがエメラルドグリーンに
輝いて湖畔のウオーキングは人気がある。

 

山紫水明の村コニストンと名峰オールドマンとコニストン湖

ニアーソーリー村から車で201000m弱の山が続く.その中で標高803mの
名峰オールドマンは、アーサーランサムの冒険小説の中でヒマラヤの名峰
カンチャンジュンガと呼ばれている!

オールドマンを真近くに仰ぐコニストン村は、老舗ブラックブルホテル
ある以外地味な印象の村で「大自然」がこの村を有名にしている。
亦、コニストン湖の龍のゴンドラ蒸気船は有名である。

東岸のブラントウッド【詩人・画家で有名なジョンラスキンが暮らした邸宅館】
から湖越しの
オールドマンは絶景で夕日に映える紫色のシルエットが
まさに山紫水明!

 

お洒落な可愛いカントリーサイド「アンプルサイド」

ホークスヘッドから7km、ウインダミアから8km、車で15分程度、
湖畔から
1km離れた町は、一方通行。
小さいブリッジハウス
17cの石造りの2階家)がストックベック川の上に
建ち(インフォメーション)この先に、お洒落なお店、チャーミングな
店が軒を並べ、その中にピーターラビット&フレンズがあり
楽しい作品が
そろっている。

 

ワーズワースを訪ねて グラスミアとライダルマウントへ

アンプルサイドの町を抜け、西に向かうと緑に囲まれた快適な道が続き
2.5km過ぎたあたりに晩年のワーズワースが自ら設計したライダルマウントの
邸宅と彼が設計した庭園がある。

自然派の詩人【ワーズワース】は、グラスミアを愛し彼が住んでいた
ダウコテージで多くの作品が生まれた。妹ドロシー妻メアリーとともに
質素な狭い家での
10年間の生活の場所は、現在博物館になっている。
国道を渡ると13cのセント・オズワルド教会がありワーズワースとその
家族が眠る墓地がある。境界の近くに町の名物【ジンジャーブレッド】の
店があり
130年の老舗。牧草地の向こうのグラスミア湖畔は、ワーズワースが
自然の美をを歌い、妹ドロシーがノートにしたため道を歩いたという。
グラスミア湖とライダル湖
2つ併せて周囲8kmのトレッキングはお薦め。