NO,9バラの美しい6月からは、イギリスの旅がお薦めです。


お客様(特に花卉関係の方)からEUROPEの4月上旬のツアーについてのお問い合わせが最近多いのですが、注意して頂きたい点が3つ程あります。
①3~4月上旬は、日本で言う春嵐のシーズンです。最後の寒波がやってくるのでドーバー海峡周辺は強い風が吹き農民はゾンターク(お休み)に入ります。雷、強風、雨、霧が多い時期でもありますがこれは恵みの春が来るお告げでもあります。ヒヤシンスやチュウリップは3月後半から5月迄北ヨーロッパで咲いていますが4月下旬頃球根を掘り起こす為、見ごろは注意が必要です。
②4/9~4/16迄はイースターで店も博物館美術館も全てお休みになります。この期間は、往々にして日本発のツアーは安い価格で設定されていますので廉価につられて参加されないほうがベターです。私がお薦めする最高のベストシーズンは「ジューンブライト」の時期、花が咲き乱れる6月からをお薦めします。
特に6月のイングランド!この国を象徴する花はバラ。英国国花でもあり花びらが5枚のチューダーローズは、1455年から始まった「ばら戦争」の結果うまれたバラで王位継承権を巡る醜い争いで白バラのヨーク家の娘と赤バラのランカスター家のヘンリーとの結婚で終結。妥協の下に生まれたのがチューダー朝。以来両家のバラをあわせた紋章がチューダー・ローズで英国のシンボルとなっています。イギリスを訪れるならバラの美しい季節6月が最高です。その中でも2~3日かけて訪れて欲しいのがハートオブイングランドです。時間のない方はロンドンからの日帰りもOKです。