イタリアの食材[オリーブオイル」を知る!

イタリアの食材[オリーブオイル」を知る!

オリーブの果実を絞るだけでアクが無い、精製の必要のない
油分が抽出出来るオリーブオイルは、人類が最初に作った油
だと言われている。
そもそもオイルと言う言葉自体がアラビア語の[オリーブ」
から来ている。オリーブの樹は、イタリア全土で栽培され
数千とも言われる品種があり産地の気候や生産過程で出来
上がる風味は千差万別。
だからワインソムリエのようにオリーブオイルの
テイスターいるほど。
そのためシェフ達は、風味の異なるいくつかのオリーブ
オイルを揃えて料理によって使い分ける。
ちなみに日本には、イタリアとスペイン山が多く輸入され
デパ地下のオイル売り場には、多彩なオイルが勢揃い.
価格も500mlで数千円と高級なものまである。
地中海沿岸の象徴であるオリーブオイルは、イタリア料理
には欠かせない存在だが産地ごとに違う特徴を知って
おくと便利。

オリーブ通の域を紹介しよう?
●ラツィオ州:ローマのあるこの州のオイルは、
スイートな味わいのものが多い古くからローマ法王庁にも
献上され味も良い。
●トスカーナ州:ブランドオイル目白押し。
海側は、エレガントなもの。
山側のキャンティ地方のものは青々香り後味が胡椒のように
ピリッとする。
●リグーリア州:ジュノバ等の観光地としても人気の高い
この州のオイルは、透明感があり華やかな香りを持ち
オリーブ特有の渋みやにおいが軽やかで繊細。
ヴェネト州:ガルダ湖周辺がオリーブ栽培の北限。
繊細でマイルドなオリーブオイルが作られる。
●カンパーニャ州:ナポリが首都のこの州はギリシャ時代
に遡るオリーブの産地。滑らかで甘みがあり風味豊かで
フルーティー!
●プーリア州イタリアの靴のかかとの部分の州。
イタリアトップの生産量を誇るオリーブの大産地。
オリーブの果実が濃厚な香りで芳しい風味。
ところ変われば風味も変わる!産地ごとの
オリーブオイルは、こんな味わいです。
ちなみに実の収穫とその後のオイルの圧搾は
今頃(11月)から2月頃まで。日本の香川県小豆島でも
生産されている。

   

そうそう、便秘気味の方には食後小さじ1杯分オリーブ
オイルを飲むといいらしい。
次の日は爽快だとか?まずはお試しあれ。
オリーブオイルの話をしていたら腹が減ってきた。
今夜はオリーブ料理をつまみにイタリアワインで乾杯!