No,220.8つの風景を見せるロマンティック街道

8つの風景を見せるロマンティック街道
趣の異なる町と街を結んだドイツの観光街道

イツを巡る街道はたくさんある中でもロマンティック街道は、中世の面影を残す城や
街、郊外の豊かな農村風景、アルプスの山岳風景といくつもの異なった光景が

魅力的ルートで続く。アウトバーンから街道への出入りも容易でその機動性の良さも

多くの旅人を呼ぶ要因となっている。
このルートは、鉄道の旅には不向きでバスツアーかレンタカーがおすすめ。

ロマンティック街道の起点(終点)は、王朝建築の宝庫ヴェルツブルクで中世の香り
漂うローテンブルグや宿場町ディンケルスビュールを経てアウグスブルグを通り、
ノンシュバンシュタイン城の入り口フッセンまでの全長350kmのルートで非常に
わかりやすい。

コースの見どころ:
ヴェルツブルグ
:

ロマンティック街道の起点北端の街.芸術・文化の香り高い古都で
ブドウ畑の中のなだらかな丘陵にそびえるマリエンブルク要塞が印象的。
見所は大宮殿レジデンツとフランケン・ワインの産地。ワイン酒場を訪れてほしい!

タウバービショフスハイム:

美しい農村風景が日ごろの喧騒を忘れさせる。静けさが魅力30分程の停車。

バト・メルゲントハイム:

タウバー渓谷の小さな温泉街。中世ドイツ騎士団の居城と温泉リゾート地として有名。

クレクリンゲン:

世界的に有名なヘルゴット教会の「聖母マリアの昇天」(リーメンシュナイダー作)を
見るため多くの人が訪れる。

ローテンブルグ:
2,5kmの城壁に囲まれ中世の帝国自由都市の姿をそのままとどめた街。
美しい緑と赤レンガ色の建物のコントラストが美しくロマンティク街道の宝石と称され
旅人気分でゆっくり散策をおすすめする。

ディンケルスビュール:
戦争で破壊されることなく中世の姿をそっくり残している街。深い緑と城壁、水堀で
囲まれた街には、整った切妻屋根の家々が並ぶ。

ネルトリンゲン:
全長4km屋根付き城壁に囲まれた卵形の小さな街。城壁を完全な姿で残しているのは、
ドイツでここだけ。街は隕石の衝突跡に造られている

ドナウヴェルト:
ドナウ川とヴェルニッツ川の合流点に開けた小さな街。

かって帝国自由都市として栄えた歴史の面影を残した風情ある街。
水辺に移る町並みは、ロマンティック

アウグスブルグ:
ローマ時代紀元前15年アウグストウスからの歴史を秘めた街。
ルネッサンス様式の堂々たる建物が並び中心部にはモーツアルトの家や大富豪フッガー屋敷、大聖堂、12世紀の時計塔、市庁舎など見どころも多いロマンティック街道最大の都市で
ドイツ最古の街の一つ。

シュヴァンガウ:

2つの美しい城が競演するルートヴィヒ2世ゆかりのノイシュヴァンシュタイン城と
父王のホーエンシュヴァンガウ城
があり、どちらも森に囲まれた美しい城は、魅力たっぷり。
そして、古城見学の拠点フッセンは、南の終点。フッセン発の街道を走るバスが止まる
最初のバス停がヴィ―ス教会。牧場の中に立つ華麗な教会で内部は、華麗なロココ様式で
建築家ティンマーテンが10年かけて作った豪華な造りは圧巻。

趣の異なる町と街を結んだドイツの観光街道は是非ゆっくりと見学してほしい。