NO.161.Cadaquesバルセロナからちょっと小旅行[カダケス]!

 Cadaquesバルセロナからちょっと小旅行[カダケス]!「カダケス」

芸術家達に愛された入江の誘惑。
バルセロナの北、フランスとの国境まで続く「コスタブラバ」
ダイナミックな海岸線は、カタルーニャを象徴する景色として知られる。
ここに連なるリゾートの中でもカダケスは特別な存在で地中海の陽光に輝く白い町並みが
訪れる人を魅了する。

岩山が背後に迫る海岸線。海に向かって流れるように旧市街が広がり高台に立つ教会からは、
オレンジ色の屋根と白壁が重なり合い岬が囲む入江は、穏やかで群青の海に白いヨットが映える
ここは、古くから芸術家好みの町でミロ、ピカソ、マチス、マルセル、デュシャン、マンレイが
過ごした町。ダリは終生ここを心のよりどころとし学友ガルシア・ロルカと蜜月を過ごし、ガラと
恋に落ちたのもこの海辺だった。

1950年から コスタ・ブラバ派、リゾート開発が進み、その中でカダケスだけが昔ながらの
街並みを残しその雰囲気を失う事はなかった。一番高い教会の鐘楼の下には、迷路のように細い
石畳が続く路地の先には、広場が現れ、海が広がる。ダリが描いた風景のままに、街は
安らかな雰囲気を漂わせノスタルジックな一時を過ごしてみたい。